最新のデジタル印刷機のスゴい機能や、製版と印刷の最新技術を見ていこう。
コンパクトな印刷機の中には最先端のテクノロジーがいっぱいだ!




学校などで使われているデジタル印刷機のしくみをおさらいしながら、最新型のデジタル印刷機のすぐれた機能をチェックしてみましょう。


カラータッチパネル


印刷する枚数などの設定は、すべてこのタッチパネル上で行います。フルカラー液晶だから、見やすくて操作しやすいです。
原稿をセットしてスタートボタンを押すだけで、自動的に印刷がスタートします。



USBメモリを使用してダイレクトプリント


学校のパソコンで作成した原稿データを入れたUSBメモリを印刷機に直接差し込んで、簡単に印刷が可能です。



2色印刷


1つ目のドラムで1色目、2つ目のドラムで2色目を印刷できます。テストの問題を黒で、正解を赤で印刷すれば模範解答の印刷にもぴったりです。



両面印刷


両面印刷の自動化で1分間に200ページ以上の高速印刷が可能です。表面を黒、裏面を赤といったように、両面で色が違う2色印刷も出来ます。





細かい部分も原稿どおりに再現!

デジタル印刷機の技術をみてみましょう。
まず、製版(せいはん)の技術では、文字や絵柄を精密(せいみつ)に再現することが重視されています。最新のデジタル印刷機は、高性能のスキャナーで原稿を読み取り、小さな文字や細い線、写真の微妙なトーンなども原稿どおりにキレイに再現することができるようになりました。
また、パソコンとデジタル印刷機をつないで、文書データを送って版をつくったり、データをUSBメモリに入れて印刷機に読み込ませることも可能です(下図)。 紙の原稿を読み込ませる必要がなく、データさえ保存しておけば、何回でも同じ印刷物がつくれるので便利です。


■ネットワークでつながるデジタル印刷機
複数の印刷機やパソコンをLANで共有すれば、いつでもどこでも製版・印刷が可能 。


■USBメモリを使ってラクラク製版!
原稿の入ったUSBメモリを直接デジタル印刷機に差し込んで製版できる。





両面印刷・多色刷りも超カンタン!

印刷の技術では、スピードや画質が重視されます。紙の位置を正確に決めたり、インクの濃さ、印刷スピードなどは、デジタル印刷機の内部にあるコンピューターで自動的に調整されるため、簡単な操作でたくさんの印刷物をスピーディーにつくることができるのです。
さらに、用紙をセットし直すことなく自動的に両面印刷をしたり、きれいな多色印刷ができるものも登場し、印刷作業がより効率よくスピーディーに、しかも安いコストでできるようになりました。
デジタル印刷機の活躍は、学校やオフィスにとどまりません。スポーツスタジアムのすぐ近くで試合結果の号外を印刷したり、災害現場から直接新聞を印刷したりなど、いろいろな場所で活躍しています。
新しいテクノロジーの開発とともに、進化を続けるデジタル印刷機。これからもさまざまな場所で活躍することでしょう。

多色刷りもおまかせ!
黒+赤、青+茶のように2色を組み合わせた「多色刷り」は、テストの解答例や大切なお知らせなどに使うとわかりやすい。




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